【実施報告】外国につながる若者のキャリア応援プロジェクト「なりたい自分 いまの自分」

 

● 日 時:2022年8月21日(日) 14時半~17時

● 場 所:あーすぷらざ 2階プラザホール
    ※パネルディスカッションはオンライン(Zoom)配信とのハイブリッド

● ファシリテーター:小池早織 氏(キャリアコンサルタント)
パネリスト:栄豊氏、川島オサノリ氏、ギャワリ ママタ氏、陳慶氏

● 参加者:
外国につながりのある中学生・高校生 5名
外国につながる若者 2名
外国につながる子どもに関わる支援者・先生 42名

● 実施内容:
①パネルディスカッション編 (90分) 対面・オンライン開催で実施
・パネルディスカッションでは、社会人となった外国につながりのある若者たちが登壇し、
自身のあゆみ、想い、中高校生や支援者にメッセージ等を語りました。
②交流会編(60分) 対面参加のみで実施
・グループに分かれて、参加者とパネリストとの交流会を実施しました。

● 成 果:
今年度は、外国につながる子どものキャリアデザインをテーマに、実際に様々な職種で働いている先輩たちの話を通して、支援者、教師にはキャリア支援の際のヒントを、外国につながる中学生・高校生には自身の将来の選択肢を広げる機会を提供する趣旨でイベントを開催いたしました。具体的にはパネルディスカッション編とワークショップ編の2部構成で実施。パネルディスカッション編では外国につながる社会人4名に登壇いただき、ファシリテーターとの会話を通して、あゆみ、ターニングポイント、支援者・学習者へのメッセージなどを語っていただきました。パネリストからの日本へ来てから苦労したお話や、それをどう乗り越えたかのお話では、支援者、学生ともに真剣な面持ちで話を聴いていたのが印象的でした。各パネリストから最後に学習者へのメッセージもあり、夢をあきらめない心やアルバイトをして「お金」について学ぶ大切さについてのアドバイスがあり、学生の参加者にとっては、今後の将来を考える際の一助になったと感じています。

 

後半は、グループに分かれて中学生・高校生とパネリストとの交流会を実施しました。学生からは積極的に勉強のコツについて、大学院への進路について、IT関係の就職についてなど様々な質問があり、パネリストが丁寧に答えていました。交流会の終了時には学生から、「先輩の話を聞けてよかった」「あきらめないで努力することを学んだ」「将来を考える良い機会になった」などの意見を多く聞くことができました。本イベントでの目的である、支援者に対してはキャリア支援の際のヒント、学生に対しては実際に働くことをイメージしながら自身の将来像をについて考える機会となったのではないでしょうか。