あーすぷらざ 多文化共生講座(玉川大学学生フィールドワーク) 実施報告

実施日時:2019年6月22日(土) 13:00 ~ 15:00
場所:地球市民かながわプラザ(あーすぷらざ) 2階 情報フォーラム スペースB・C、映像ライブラリー
参加者:玉川大学教育学部 3年生12名、聴講生1名、玉川大学教育学部 教授 大谷千恵氏  計14名

実施内容(プログラム):
(1)あーすぷらざ / 神奈川県の多文化共生に関する入門的な講座
(2)①言葉がわからない体験ワークショップ「読めないお知らせ」
   ②外国につながる子どもたちについて            
(3)外国からの転校生を受け入れる体験ワークショップ
(4)外国につながる子どもたちと関わるにあたって
(5)あーすぷらざ2階 情報フォーラム(外国人教育相談窓口含む)・映像ライブラリー見学
<講座終了後>館内自由見学:5階常設展示室、3階企画展示室ほか

【当日の様子】

 玉川大学教育学部の学生13名と担当教員1名が来館し、情報フォーラムと映像ライブラリーでフィールドワークを実施しました。
参加した学生の多くは教員を目指しており、多文化共生や教育分野に関心がある方たちでした。

講座では、神奈川県における外国につながる子どもたちについての入門的な話から、あーすぷらざ外国人教育相談窓口の概要、言葉がわからない体験ゲーム「読めないお知らせ」、書籍『クラスメイトは外国人』のエピソードを素材にした、転校生受入を体験するワークショップを行いました。

当教育相談窓口の言語サポーターも参加し、保護者としての経験談や、相談を受けていて感じていることをお伝えし、外国にルーツを持つ子どもたちと関わるにあたって大切な視点や、具体的な支援方法について話をしました。
その後、2F情報フォーラムと映像ライブラリーを見学し、現場で指導に使える学習・日本語教材や、外国語の絵本等を手に取り、興味深そうに読んでいる様子が見られました。

【フィールドワーク後に寄せられた学生の声】
・外国語の手紙を読む経験や、外国から来た生徒ディエゴのワークショップを通して、外国につながる子どもの気持ちを知ることができた。
・サポーターのお話から、日本で当然と思っていることは、他の文化の人からみると不思議に思われることも少なくない。文化の違いに改めて気づいた。
・情報フォーラムに所蔵されている中国語と日本語の漢字の違いの本は、ボランティアで中国籍の子に漢字の筆談が伝わらない経験があったことから、ぜひ読みたいと感じた。

これからもあーすぷらざでは、今回のフィールドワークのように大学との連携を増やし、学生の皆さん、留学生、担当の先生方と、共に多文化共生を考える機会を作っていきたいと考えています。