【実施報告】神奈川県青年国際交流機構 フィールドワーク

1 日時:2018年1月27日(土) 13:00 ~ 16:30

2 場所:地球市民かながわプラザ(あーすぷらざ)1階 企画室、

2階 情報フォーラム・映像ライブラリー、3階、5階

3 参加者: 内閣府青年社会活動コアリーダー育成プログラムに参加した同期会メンバー 9名

4 実施内容:

(1)あーすぷらざの紹介(施設)

(2)神奈川県における外国につながる方を取り巻く概況、多文化共生の取組みについて

(3)外国籍県民支援事業:①あーすぷらざ外国人教育相談 ②外国籍県民相談 一般・法律相談

(4)相談サポーター 山下ジューリアさんのお話 「日本での仕事、子育て、そして相談窓口に携わって」

(5)情報フォーラム、映像ライブラリー、教育相談窓口 見学ツアー

(6)館内見学 3階 企画展「天野尚写真展 未来へ残すべき美しい自然」、

5階 こどもの国際理解展示室/国際平和展示室

(7)本日の振返り/アンケート記入

 

【当日の様子】

2012年に内閣府青年社会活動コアリーダー育成プログラムに参加した方9名が来館し、同期会の勉強会の一環で2階情報フォーラム&映像ライブラリー、3階、5階でフィールドワークを実施しました。

まず、職員からあーすぷらざの概要や神奈川県における外国につながる方を取り巻く概況、多文化共生の取り組み等について紹介しました。今回は神奈川県のみならず、埼玉県、大阪府、広島県、佐賀県等からお越しいただいたので、神奈川県の外国につながる方を取り巻く現状と神奈川県の取り組みを知っていただく良い機会になったと思います。その後、外国籍県民支援事業である一般・法律相談、あーすぷらざ外国人教育相談の概要について説明し、それぞれの相談窓口の特徴と共に、どのような国籍・地域の方から相談があるのか、どのような相談を受けているのか等についても紹介しました。

また、今回は当事者でもあり、相談サポーターとして相談窓口業務に携わっている方にゲストとして来ていただき、当事者の視点で日本での仕事、子育て、相談窓口から見えることについてお話しいただきました。参加者の方々からは「当事者の話が聞けて、初めて知ることも多く、自分たちが当たり前と感じることでも、支援が必要なこともあるとわかった」という声が多数あり、当事者の実体験を通した具体的なお話が聞けたことで、理解がしやすくなったのではないかと思います。

その後、情報フォーラムと映像ライブラリーの見学をし、多言語に対応した資料や本、外国人のサポート体制、それから外国人を支援する市民の方のための情報なども多くあることに驚き、各々が興味深そうに見ている姿がうかがえました。それから、3階の企画展、5階の「こどもの国際理解展示室」や「国際平和展示室」にもご案内し、特に国際平和展示室では展示ボランティアの方に詳しく説明していただきました。

≪フィールドワーク後に寄せられた参加者の声≫

・外国につながる子どもたちの課題につて、具体的な説明でよくわかった。

・神奈川県では外国人等との共生社会実現のために、いろいろな相談を受けていることがわかった。自分の地域ではどうなっているのか、知りたいと思った。

・自分の仕事にも役立つ内容だったので、今後に活かしていきたい。

・地域に「外国につながる」人々が増えるということは、子どもたちも増えるということで、私が活動していることについて、外国につながる子どもたちも入ってくるということを念頭に置き、活動内容を考える必要性を感じた。       など

これからもあーすぷらざでは、今回のフィールドワークのように、既に多くの外国につながる方が住んでいる神奈川県の現状や取り組みなどを県内のみならず、他府県の方々にも伝えられる機会を増やし、共に多文化共生を考える機会と皆さまの活動の一助となるような情報発信ができるよう取り組んでいきたいと考えています。