あーすぷらざでは「国際理解」「多文化共生」「平和」「こども」をキーワードとし、専門図書館である映像ライブラリー・情報フォーラムもそれらに基づいた図書資料等を収集しています。特に、情報フォーラム内の地球市民学習コーナーでは、上記のテーマについて楽しく学べるワークショップ教材等も所蔵しています。
今回は、川崎市主催のiroiro Book Fair「障害の有無や国籍・文化・性別・年齢を超えてつながる、ゆたかで寛容なまちになるように、主に次世代を担う子ども達へ向けてブックフェアを行います。」との趣旨に共感し、「多様性はチカラ」をテーマに展示を行っています。
ブックリストより、Pick Up!
私も「移動する子ども」だった 異なる言語の間で育った子どもたちのライフヒストリー
川上郁雄∥編著(くろしお出版 2010年5月)
著名人へのインタビューを通して、 外国ルーツの子どもたちの言葉・アイデンティティの形成を追う。自らの中に複数の文化・言語背景を持つことで揺れ動き、葛藤しながらも、それを肯定していく姿が描かれている。
レインボーフラッグ誕生物語 セクシュアルマイノリティの政治家ハーヴェイ・ミルク
ロブ・サンダース∥作 スティーブン・サレルノ∥絵 日高庸晴∥訳(汐文社 2018年4月)
ゲイであることを公表して出馬し、公職についた最初のアメリカ人のハーヴェイ・ミルク。彼の作ったセクシュアルマイノリティを誇りとするシンボル”レインボーフラッグ”は今も多くの人に希望を与えている。
虹色のチョーク 働く幸せを実現した町工場の奇跡
小松成美∥著(幻冬舎 2017年5月)
日本のチョークのシェア50%を占める筆頭メーカーであるとともに、従業員の7割が知的障がい者で構成されている日本理化学工業株式会社。障がいの有無にかかわらず、働くことは喜びなのだと気づかされる1冊。