くちびるに歌を

2019年02月17日(日)

くちびるに歌を

映画『くちびるに歌を』
英題:Have a Song on Your Lips.
監督:三木孝浩
出演:新垣結衣/木村文乃/桐谷健太/葵わかな/渡辺大知/眞島秀和/木村多江/小木茂光/角替和
枝/井川比佐志/石田ひかり(特別出演)ほか

【あらすじ】
映画の舞台は、長崎県の五島列島。代理の音楽教師として数年ぶりに故郷に戻った柏木ユリ(新垣結衣) は、嫌々ながら合唱部の顧問になる。15歳の生徒たちは明るく振るまっているが、彼らがそれぞれに悩みを抱えていたことを知る。生徒たちに向き合うようになる柏木は、弾けなくなっていたピアノに向かうが…。
(ドラマ/2015年/132分)

【おすすめポイント】
舞台は離島の中学校ですが、いわゆる「若者向け」の作品に留まる内容ではありません。名画『二十四の瞳』へのオマージュが感じられる部分もあり、幅広い世代に届く、懐の深い佳作です。歌の力を信じる人はもちろん、アンジェラ・アキさんの曲『手紙~拝啓 十五の君へ~』を聴いたことがある人や、かつて15才だった全ての人におすすめします。

上映作『くちびるに歌を』は4年前に公開され、その翌年「大切な人に観てほしい映画」として「東京新聞 映画賞」を受賞しています。受賞歴以上に目立つのは、インターネットでの高評価と持続的な人気ぶりです。本作では「合唱」が物語の骨格をつくっています。歌い手たちの生活の背景や歌う目的は、それぞれに異なります。そういった違いを抱えながら、気持ちや呼吸をあわせて聴き手に歌を届ける「合唱という行為」の魅力を伝えることで、この映画は普遍性を獲得し、いまなお継続的に好評を受けているのかもしれません。
つい先日(2019年1月)、東海地方などでテレビ放映もされた本作ですが、大きなホールでご覧になることをおすすめします。ご来館をお待ちしております。

「勇気を失うな。くちびるに歌を持て。心に太陽を持て。」
ドイツの詩人ツェーザル・フライシェン(1864~1920)の詩より引用(訳:山本有三)

日時2019年2月17日(日) ①10:00~ ②13:30~ ※各回30分前開場
場所あーすぷらざ2階 プラザホール
入場料大人 400円、小中学生 100円
定員各回当日先着200名 ※定員に達した場合、入場はできませんので、あらかじめご了承ください
主催神奈川県立地球市民かながわプラザ(指定管理者:公益社団法人青年海外協力協会)
TEL045-896-2121
E-mailgakushu■earthplaza.jp(■を@に変更してください)

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