トークイベント 居場所をつくるひと ―多文化共生時代の福祉を考える

2019年07月26日(金)

トークイベント 居場所をつくるひと ―多文化共生時代の福祉を考える

あーすぷらざのテーマのひとつである多文化共生について、県内の「あたらしい福祉的な取組み」事例を紹介するイベント。
「ぷかぷか」がカフェやパン屋などの運営をこえて地域にもたらす新たな視点。
「Sharing Caring Culture」がアートを通じた多文化共生プログラムを運営する理由。
ライターの杉山春さんが作家活動と並行し、ご自身も場づくりをする背景。
それらを知ることで、これまでと少し「世界」の見え方が変わるかもしれません。

◇主なプログラム3つ

1◆ドキュメンタリー『The Secret of Puka-Puka』上映
NPO法人ぷかぷかの活動を追った本作は、代表・高崎明さんの言葉をおかりすれば「単なる福祉の映画ではなく、社会が豊かになる手がかりを感じられる」短編です。
2017年バンクーバーで開催されたANCA World Autism Festivalで上映された作品から16分の編集版をお送りします。
ちなみに、ぷかぷかは、2015年の第13回 読売福祉文化賞を受賞したNPO法人で、その活動の様子をつづった本『ぷかぷかな物語』(現代書店)も話題です。

2◆NPO法人Sharing Caring Culture 代表理事・三坂慶子さんのトーク
三坂さんは幼少期をアメリカで過ごし、小学3年生で帰国されます。大学院を修了後、英会話スクールでの児童英語講師を経て、川崎市立小学校教諭となりました。
その後、2014年 Sharing Caring Culture を立ち上げ、地域で暮らす日本人と外国人が文化的な活動を通じて交流を深める場をつくりました。
今回のイベントでは、団体設立の経緯や現状についてお話いただきます。

3◆ルポライター杉山春さんのトーク
杉山さんは、子育てや親子問題などをテーマに取材・執筆されています。早稲田大学第一文学部卒業後、雑誌編集者を経て現在はフリーランスのライターです。
今回のイベントでは、外国にルーツをもつこどもの取材経験や、自らも取りくむ場づくりについてお話いただきます。
『児童虐待から考える 社会は家族に何を強いてきたか』(朝日新書) 
『ネグレクト 育児放棄―真奈ちゃんはなぜ死んだか―』(小学館。第11回小学館ノンフィクション大賞受賞作)
『移民環流―南米から帰ってくる日系人たち』(新潮社) など著書多数。

◇主な実施の背景
ともに生きる社会かながわ憲章(2016年10月策定)のなかには「誰もがその人らしく暮らすことのできる地域社会を実現」や「障がい者の社会への参加を妨げるあらゆる壁、いかなる偏見や差別も排除」と記されています。その実現にむけ、当館「あーすぷらざ」のキーワードである多文化共生の視点から、今回『居場所をつくるひと』を実施させていただきます。神奈川県内の「あたらしい福祉的な取りくみ」事例を紹介するイベントです。
※主催者である「あーすぷらざ」は神奈川県立の施設として、国際・多文化共生・平和・子どもの4つをキーワードに、イベント・展示・ワークショップを開催しています。ほかにも、日本で暮らす外国人向けの相談事業の運営も行っています。

日時2019年7月26日(金) 13:30~15:00
場所あーすぷらざ5階 映像ホール
入場料無料
対象どなたでも
定員申込先着120名
主催神奈川県立地球市民かながわプラザ(指定管理者:公益社団法人青年海外協力協会)
お申込み要申込み ①イベント名②なまえ(ひらがなのみでOK)③ご連絡先を、事前にお知らせください。下記メールアドレスや電話までお願いします。
TEL045-896-2121
E-mailgakushu■earthplaza.jp(■を@に変更してください)

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