横浜市立大学 学生フィールドワーク 実施報告書

1 日時:2017年11月14日(火) 10:00 ~ 11:30

2 場所:地球市民かながわプラザ(あーすぷらざ)

1階 企画室、2階 情報フォーラム・映像ライブラリー

3 参加者: 横浜市立大学学生 8名

横浜市立大学 国際総合科学部 准教授 坪谷美欧子(つぼや みおこ)氏 計9名

4 実施内容:

(1)趣旨説明

(2)外国人教育相談事業紹介、事例紹介(言語サポーターの話、事例紹介) 、 質疑応答および意見交換

(3)情報フォーラム・映像ライブラリー見学

(4)振り返り

【当日の様子】

横浜市立大学のゼミの一環として、学生が8名来館し、情報フォーラム&映像ライブラリーでフィールドワークを実施しました。

まず、職員からあーすぷらざの概要や外国人教育相談の概要を聞き、外国人教育相談窓口でのコーディネーターとサポーターの役割や実際にどんな事例があるか等を、中国出身の相談サポーターの李原翔さんも交えて話をし、その後情報フォーラムと映像ライブラリーの見学をしました。見学された時間にちょうど情報フォーラムのスペースを使って日本語教室が開催されており、日本語教室の様子も見てもらうことができました。

学生さんたちは、外国につながる子どもたちの学習支援や高校進学ガイダンスにも参加し活動しており、相談サポーターとしての李さんの話をとても熱心に聞いており、質疑応答の際は、「中国出身者ならではの相談事例はあるか。」、「少数言語の方たちにはどのように対応しているのか」等、積極的な質問があり、活発なやりとりが行われました。

映像ライブラリーや情報フォーラムでは各々が気になる資料を興味深そうに閲覧している様子がうかがえました。今後もぜひ利用したいという声もありました。

≪フィールドワーク後に寄せられた学生の声≫

・李さんのバックグラウンドも含めどのような相談があったか、それについて今どう思っているかなど感想や想いがきけたのが良かった

・外国につながる子どもの学習支援ボランティアをしているので、その経験に加えてより深い学びをするこができた

・丁寧な聞き取りの重要性を改めて理解した

・図書資料や映像資料の貸し出し、閲覧を行っているということを初めて知った

・現状を数字やデータなどで見るだけでは把握、理解しきれない部分を実体験の話を聞くことでより具体的にイメージすることができた

これからもあーすぷらざでは、今回のフィールドワークのように大学との連携を増やし、学生さんや、留学生、担当の先生方と、共に多文化共生を考える機会を作っていきたいと考えています。