【実施報告】あーすぷらざ文化共生講座(玉川大学学生フィールドワーク) 

あーすぷらざ 多文化共生講座(玉川大学学生フィールドワーク) 実施報告

実 施 日:2018年7月21日(土)
時  間:13:00~15:00
会  場:神奈川県立地球市民かながわプラザ(あーすぷらざ) 2階 情報フォーラム
参加者:玉川大学教育学部学生13名、玉川大学教育学部 准教授 1名  計14名
実施内容(プログラム):
(1)あーすぷらざ / 神奈川県の多文化共生に関する入門的な講座
(2)①言葉がわからない体験ワークショップ「読めないお知らせ」②外国につながる子どもたちについて
(3)外国からの転校生を受け入れる体験ワークショップ
(4)外国につながる子どもたちと関わるにあたって
(5)あーすぷらざ2階 情報フォーラム・映像ライブラリー見学
<講座終了後>館内自由見学:5階展示室ほか

【当日の様子】
玉川大学教育学部の学生13名と担当教員1名が来館し、情報フォーラムと映像ライブラリーでフィールドワークを実施しました。
参加した学生の8割程度が教員を目指しており、多文化共生や教育分野に関心がある方たちでした。
講座では、神奈川県における外国につながる子どもたちについての入門的な話から、あーすぷらざ外国人教育相談窓口の概要、
言葉がわからない体験ゲーム「読めないお知らせ」、書籍『クラスメイトは外国人』のエピソードを素材にした、転校生受入を体験するワークショップを行いました。
当教育相談窓口の言語サポーターも参加し、子どもの頃、また保護者になってからの経験談をお伝えし、
外国にルーツを持つ子どもたちと関わるにあたって大切な視点や、具体的な支援方法について話をしました。
その後、2F情報フォーラムと映像ライブラリーを見学し、現場で指導に使える教材や、外国語の絵本等を手に取り、興味深そうに読んでいる様子が見られました。

【フィールドワーク後に寄せられた学生の声】
・日本に来る外国人についてニュースで見ていたが、他人事のように感じていた。
けれど、教師になって自分のクラスに来る可能性があると考えたら、自分のことのように考えてはいかないといけないと思った。
・「読めないお知らせ」を読んで不安になった気持ちを忘れないようにしようと思った。
・(言語サポーターから)給食で和食が食べられなかったという話を聞いてとてもビックリした。
・あーすぷらざに来るまで、どんな場所であるか、何があるかなど知らなかったけど、将来利用したいと思うリソースなどがたくさん置いてあった。
また、外国につながる子たちへの理解が深められた。
・情報フォーラムは、学校の教育関係の多言語で書かれた書類サンプルなど、なかなか他にない資料があり充実していると感じた。
・自分の糧となるようなリソースやお話に触れることができた、とてもいい機会でした。研究の際などに情報収集としてまた足を運べればと思います。
・たくさんの資料、環境が揃っていて、神奈川の人がうらやましいです。
・グループワークや、言語サポーターの話から、子どもたちへの支援に正解はなくその子の現状によって様々な支援のアプローチの仕方があると感じた。
また、資料も豊富でぜひ活用したいと思いました。ありがとうございました。

これからもあーすぷらざでは、今回のフィールドワークのように大学との連携を増やし、学生さんや、留学生、担当の先生方と、
共に多文化共生を考える機会を作っていきたいと考えています。

【講座の様子】