【映像ライブラリー】2018年4~6月の展示

  特集展示1 “海外移住150年-日本人移民がたどってきた道―” 

今年は、1868年(明治元年)に近代日本で最初の集団移住である、ハワイ・グアムへの移住が始まってから150年になります。また、1908年(明治41年)にブラジルに最初の移民が移住してから110年にあたる年でもあります。この節目の年にあたり、日本人の海外移住に関連した資料を展示いたします。資料を通して、日本人移民のたどってきた150年の歩みに思いを馳せてみませんか。

pick up

1_日本人移民s『日本人移民1 ハワイ・北米大陸  写真・絵画集成』

藤崎康夫//編集 日本図書センター 1997

『日本人移民』全4巻のうちの第1巻で、ハワイおよび北米大陸に渡った日本人移民が取り上げられています。

明治に入って多くの日本人が、ハワイや北米に渡りました。移民排斥運動などの困難を経ながらも新たな生活を築いていきましたが、日米開戦により大きな打撃を受けます。強制収容された日系人がいる一方で、国家への忠誠を示すため、激戦地に向かった日系兵士たちもいました。

当時の貴重な写真が解説とともに掲載されている、日本人移民を知るための重要な資料です。本シリーズの第2巻はブラジル、第3巻は中南米、第4巻はアジア・オセアニアがテーマとなっています。

 

そのほかの関連書籍

 

 

(左から)

『移り来て、今ブラジル日系移住地に渡った人々の記録』山田史子//編  文芸社 2016

『1941  日系アメリカ人と大和魂』 すずきじゅんいち//著 文藝春秋 2012

『遥かなる地球の裏側に夢を馳せた人々  南米パラグアイ在住日系移住者の声』仙道富士郎//編集代表  山形大学出版会  2014

『日系人の歴史を知ろう』 高橋幸春//著 岩波書店 2008

※無断コピー禁止

 

特集展示2 “世界のごはん、いただきます―見て知る世界の料理―”

世界には材料も調理法も異なる、さまざまな料理があります。世界各地のいろいろな料理を紹介している本を集めてみました。食べたことのある料理もあれば、こんな料理があったのかという驚きの発見もあるかもしれません。由来が気になったら、食物や料理についての歴史の本をひもといてみてはいかがですか。見て、読んだあとは、作って、味わってみてもいいですね。

pick up

『世界を食べよう! 東京外国語大学の世界料理』

 沼野恭子//編 東京外国語大学出版会 2015

 東京外国語大学の30名以上の教員が執筆した、世界中の料理に関するエッセイとレシピが、豊富な写真とともに掲載されています。

それぞれの地域の言語や文化に精通した専門家たちが、食にまつわる文化、言葉、歴史などのうんちくを傾けているエッセイは、読みごたえたっぷり。味わい深い1冊となっています。

 

 

そのほかの関連書籍
2_世界のじゃがいも料理 2_世界のパン図鑑224

 

(左から)

『世界のじゃがいも料理南米ペルーからヨーロッパ、アジアへ。郷土色あふれる100のレシピ』誠文堂新光社∥編誠文堂新光社2015

『世界のパン図鑑224  決定版』 大和田聡子//監修 平凡社 2013

『世界まるごとギョーザの旅』 久保えーじ//著 東海教育研究所 2017

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