【実施報告】あーすぷらざ多文化共生出前講座(玉川大学 教職実践演習) 

実 施 日:2018年1月19日(金)

時  間:11:00~12:40 (うち実質講演時間 11:10~12:30)
会  場:玉川大学
参加者:73名(大学4年生)
実施内容(プログラム):教職実践演習(幼)
テーマ「さまざまな国々の子育て事情を理解した保育のあり方」
~就学前教育・保育の現場での子どもと保護者の関係づくりの留意点~
・日本と異なるしつけ文化・習慣を持つ国々の実情
・各国におけるスキンシップに関する捉え方、関わり方の留意点
・幼児教育の中で日常的に実施ができる異文化理解の実際
・保護者との関係づくりのポイントと留意点            等

講師:外国人教育相談担当職員               渡辺早織
外国人教育相談サポーター(タガログ語)       宮嶋ジャネット   以上2名

【当日の様子】
教職免許の必修授業「教職実践演習」 を履修している 玉川大学教育学部の4年生を対象に出前講座を行いました。 この授業は今年の春4月から保育園や幼稚園の現場に立つ学生達も多いため、保育者として出発できるように実施されている授業です。73名の多くの学生さんが参加されていましたが、全体を通して講師の話に真剣に耳を傾け、学生さんにとって学びのある時間になったようすでした。

あーすぷらざ外国人教育相談の概要や外国につながる子どもや保護者の支援を考えていく上でポイントとなる視点、活用できる資料、やさしい日本語について等、今後すぐに役立てていただける情報を提供することができました。また教育相談サポーターを講師とし、外国出身の保護者としての体験談を通して、外国につながる子どもたちや保護者にどういった対応や考え方をするか等を学生さんたちに考えてもらう機会となりました。またタガログ語であいさつや絵本の読み聞かせを紹介し、フィリピンの文化や言葉にも少し触れてもらうことができました。

【講座後に寄せられた学生の声】
・授業では、学べなかった事を深く知る事ができた。
・自分が困ったときに、何に頼ればいいのか、知ることができ、活用したいと思った。
・外国籍の保護者に対しての関わり方、実際どのような支援をすればよいかがわかった。
・やさしい日本語のワークシート等、現場に出た際に使える内容があり良かった。
・外国の文化を理解する事の大切さを学べた、また外国の方はどのような思いをしているのか等を学ぶことができてよかった。
・外国人と接するときに何となく難しさを感じてしまっていたが、保育を行うには個に対応するケースの一つとして、もっと前向きに柔軟に対応していきたいと思った。
・やさしい日本語など多国籍の方とコミュニケーションをとる際のアドバイスが沢山知ることができた。
・自分があたり前だったことが外国人の方にとってはそうではないことが分かった。
・タガログ語での読み聞かせが、とても新鮮でよかった。

など

あーすぷらざでは、このような出前講座を有料で実施しています。

これからも保育者や教員志望対象の学生向けの出前講座として今回の内容のような講座を実施し、共に外国につながる子どもたちへの教育を考えていく機会をつくっていきたいと考えています。

詳細については、あーすぷらざ多文化共生・情報課 045-896-2896/tabunka@earthplaza.jp

出前講座担当までお問い合わせください。

【講座の様子】