【実施報告】第4回外国籍県民相談等に関する研修会 

■ 日 時:平成30年12月12日(水) 18:00~20:30

■ 場 所:神奈川県民センター 305会議室

■ 対 象:神奈川県内 外国人相談窓口関係者ならびに外国人支援活動団体等

■ 参加者:37名

■ 講 師:法政大学 法学部 講師

     神奈川県かながわ労働センター 外国語相談専門相談員

     山本 圭子氏

■ テーマ:

「労働現場における外国籍県民の現状」 ~労働センター 専門機関の相談現場から~

■ 内 容:

1.外国人の就労に関する最新データ

2.労働相談窓口から見える外国籍労働者の現状と対応

3.外国人雇用の基礎知識

4.労働相談を受けたら ~対応の基本~

5.ケース検討

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■成 果:

第4回となる研修会では、労働に関する相談を受けた際に、正しい知識をもって聞きとり、適切に専門機関に繋ぐ為の基礎知識を身に付けることを目的として、かながわ労働センター外国語相談専門相談員である山本圭子氏から講義いただきました。参加者は、相談窓口で相談員として活躍している方が多く、相談や支援の現場において労働に関する知識が必要とされているように感じられました。

前半の講義では、初めて外国籍の方を雇用する事業所の増加により、今後雇用管理の困難さが想定されるといった視点や、外国籍雇用主の増加と遵法意識の薄さといった実態等、最近の外国籍の方の雇用に関する動きや特徴等を伺いました。また在留資格の点からは、技能実習生が不当な環境で働かざるを得ない実情、そしてそれに対し法律を基に動くことが必ずしも良い結果を招くわけではない等のお話を聞くことができました。その他、有給休暇や退職、解雇、雇止め等、労働に関する基礎知識をお話いただきましたが、「解雇は口頭でも成立する、有給休暇の買い取りは可能、時季変更権の行使について異議を唱えられる」等、思い込みや誤った理解を持っていた部分もあり、参加者からは「労働法に基づいてたくさんの情報をもらえた」「日本人としても知るべき情報がたくさんあった」といった感想を多くいただきました。

後半は前半の講義を基にケース検討を行い、様々な事例への対応方法を考えました。難しい設定もありましたが、前半の講義や資料の労働手帳、そして参加者それぞれの経験から得られた知識等をもって非常に熱心に話し合いが進められ「実践的でとても勉強になった」「前半の流れの後にケースで詳しく学べた」といった感想も多く、有意義な機会となったと思われます。

全体を通し「ラウンジの相談に役立てたい」「これから多くなると思われる労働相談について新しい知識を得られた」といった感想や「労働トラブルの裏には労使双方の思惑や事情が絡み合っており、単純に法を当てはめれば解決するものではないとわかった」という感想等からわかるように、労働に関する基礎知識だけでなく、労使双方において適切に働くことのできる環境に向けて働きかける労働センターの役割や相談者に対し厳しさと思いやりを持って寄り添うといった対応の姿勢を学んでいただけたと感じました。

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