平成30年度 第3回 外国籍県民相談等に関する 研修会 実施報告

■ 日 時:平成30年8月21日(火) 18:00~20:30

■ 場 所:神奈川韓国会館7階ホール

■ 対 象:神奈川県内 外国人相談窓口関係者ならびに外国人支援活動団体等

■ 参加者:61名

■ 講 師:

横浜法律事務所 弁護士 三木 恵美子氏

NPO法人多文化共生教育ネットワークかながわ(ME-net) 理事長 高橋 徹氏

■ テーマ:

「外国につながる子どもの支援」~外国籍の若者の進路を阻むもの 在留資格と高校生の進路指導~

■ 内 容:

1.外国籍生徒の進路を考える上で押さえておきたい「在留資格」について

2.外国籍生徒の進路指導の実際

3.外国につながる若者と出会ったら ~必要なサポートを考える~

 

三木先生全体

■成 果:

「外国につながる子どもの支援」というテーマのもと、2回連続で研修会を企画しました。今回は、家族滞在と外国籍高校生をキーワードに、在留資格の理解や進路指導について、弁護士の三木恵美子氏と、外国につながるこどもの教育支援をしているME-net高橋徹氏からお話を伺いました。

当日は、多くの国際ラウンジや国際交流協会、高校や日本語支援団体、専門機関等の関係者方々の参加があり、在留資格や外国籍生徒の進路指導への関心の高さを感じました。

まず三木氏からは、「公用」の親を持つ子の就労の制限や「技能」から「経営」に変更する背景やその後の課題等、在留資格の細かい解釈や問題が起こる背景や状況等、現場に即した様々な事例をお話しいただきました。参加者からも「これまで出会った不法滞在者の出産、カレー料理店、ネパールコック等に潜む問題点をよく理解できた」との感想の通り、その経験に裏打ちされたお話によって、より現実味をもって理解することができたようです。

後半の高橋氏からは、「家族滞在」について法務省が示した救済措置についてご説明いただきました。その他、外国籍生徒の在籍状況や卒業率等の統計資料や進路指導チャートといった貴重な資料を基に進路指導のチェックポイントや就職先の選び方といった、実践的なアドバイスをいただき「チャートで考え方が整理できた」「進路指導で参考にしたい」等の感想が多く寄せられました。

冒頭、三木氏は「今日の内容は、夢を実現させる為に、どう“せこく”頑張るかという話です」とおっしゃりましたが、両講師のお話は、きれいごとでは済まない外国籍生徒の困難な状況を、いかに乗り越え未来につなぐかという現実的でたくましい支援の現状でした。だからこそ、参加者からも「子どもたちの環境を想像することができ、今後の支援に活かしたい」「今を大切にすると共に先の事を見越した支援が必要だと分かった」という感想が寄せられたのであり、今回の研修会は、まさに外国籍支援の現場の方々が、外国につながる子どもたちの課題を理解し、その支援にいかしていただける一助となったのではないかと感じています。

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